ファッション関連の企業や団体、教育機関と行政などで構成する「福岡アジアファッション推進会議」は12月10日、福岡商工会議所(福岡市博多区博多駅前2)で「福岡アジアファッションコレクション」の記者発表を行い、タレントのスザンヌさんや相沢真紀さんらが出席した。
会見では、同会議の会長を務める商工会議所の河部浩幸会頭が「アジアのゲートウェイであり、長い織物の歴史がある福岡で、アジアの人材やブランドを、流行だけではなく福岡ならではファッションイベントにできたら」と話し、自らも博多織の背広を着用して登場した。
企画運営委員長で大村ファッションデザイン専門学校(中央区黒門4)の吉原一雄校長は「福岡の商圏は狭くなってきている。地場メーカーも他県に卸したり、東京に進出したりしているが、福岡でもう1ブランド高いところに持って行けるようにしたい」と話した。
当日はコンテストで募集していた福岡発のブランドやタレントとのコラボブランドに加え、福岡県の伝統工芸品である博多織のドレスや久留米絣の作品も出品される。またナショナルブランド9~10社のほか、アジアからのデザイナーも招聘(しょうへい)し、約30社の参加を予定している。当日のステージでモデルらが着用した商品は、携帯やPCで半年間販売する。
また地元テレビ局の協力を得て、クロスメディア展開やeコマースなど販促にも力を入れるほか、地元テレビ局の協力を得て、「九州青春銀行」にレギュラー番組に出演中の小倉優子さん、相沢真紀さん、スザンヌさんが出演。ほかにモデルの押切もえさん、吉川ひなのさんら約30人が出場する予定。
会場は福岡国際センター(福岡市博多区築港本町)で、開催日は来年3月22日。チケットは1月中旬から発売する。