博多座4月公演「2020年劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』」に出演する生田斗真さん、中山優馬さん、藤原さくらさんが1月9日、福岡を訪れ公演について意気込みを語った。
2019年から2020年にかけて、劇団旗揚げ39周年を祝う「39 サンキュー興行」を実施している劇団☆新感線。博多座には2019年9月に初登場し、夏秋公演「けむりの軍団」を上演した。2度目の登場となる今作は、福岡出身の脚本家・中島かずきさんと、演出家・いのうえひでのりさんがタッグを組む。2019年の大阪、金沢、松本公演、2020年2月の東京公演を経て、博多座に登場する。
物語は、源義経が実際に奥州にかくまわれていたという史実をスタートラインに、奥州三代の衰退の行方やファンタジーを絡める。生田さん演じる偽義経・源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)が、中山さん演じる弟・奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)や、藤原さん演じる大陸の歌うたい・静歌(しずか)らとともに、数々の苦難を乗り越えていく様子を描く。
同劇団への出演は4回目となる主演の生田さんは「いのうえ歌舞伎への出演は初めて。今回は劇団史上最大量の立ち回りをしているので、本当に楽しんでいただけると思う。新感線的なヒーローやヒロイン、立ち回りがあり、大満足のいのうえ歌舞伎に仕上がったと思う」と意気込みを見せる。
同劇団には初参加となる中山さんは「歴史のある劇団。稽古場で、いのうえさんを筆頭に、皆さんが笑顔で作品を作っていることに驚いた」と話す。生田さんとの共演について「とても尊敬している。ジャニーズ事務所はグループが多い中で、一人の俳優として道を確立しているので、その後ろについて行けることは本当に有り難い」と思いを語る。
中山さんと同じく、劇団初参加となる福岡出身のシンガー・ソングライター藤原さんは「もともと客として観劇していたので、話をいただいた時はびっくりした。地元の福岡に、演技で来れることをうれしく思う」と笑顔を見せる。
4月に向け生田さんは「劇場に足を運んでくださる一人一人の心に残るような、思い出に残るような舞台を心がけている。東京公演を経て、より良いものを作りながら博多へ来られれば」と話す。
公演期間は4月4日~4月28日。チケットは、1等席=1万4,500円、2等席=1万500円。
※上記公演は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、中止となりました。(4月1日発表)