映画「容疑者Xの献身」-福山雅治さん、堤真一さんらが来福会見

会見で笑顔を見せる堤さん(写真左)と福山さん。

会見で笑顔を見せる堤さん(写真左)と福山さん。

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 グランド・ハイアット・福岡(福岡市博多区住吉1)で10月9日、映画「容疑者Xの献身」主演の福山雅治さんと、堤真一さん、西谷弘監督が記者会見を行い、映画の見どころについて話した。

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 同作品は、昨年10月~12月、さまざまなゲストを迎えて全10回福山さんと柴咲コウさん主演で放送されたドラマ「ガリレオ」に続く劇場版。原作は東野圭吾さんの同名小説で2006年に直木賞を受賞している。出演はほかに北村一樹さん、松雪泰子さん、渡辺いっけいさんで、主題歌も福山さんと柴咲コウさんのユニット「KOH+」が歌っている。

 公開に先立ち、長崎では9スクリーンで「マラソン舞台あいさつ」を行ったほか、東京、札幌でのあいさつを経て福岡へ。この日はユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、トリアス久山TOHOシネマスで計4回の舞台あいさつを行っており、福岡のチケットは平日にも関わらず即完売し、九州全土から客が訪れたという。福山さんは「今日のお客さんが一番熱く、地元九州として受け入れてもらえた」と笑顔で答えた。

 西谷監督も「福山さんは、今までの(演じた)キャラクターとは別の天才で変人という役づくりは時間がかかると思っていたが、論理的思考やストイックなところが(役の湯川と)共通していて、実は湯川のほうが等身大だと思った」と話す。また、「カットや絵作りを自分ですべて考えてやってきたが、堤さんの芝居を見て推理力をかきたてられ、編集を変えた」とも話し、演技力について2人を評価した。

 一方、福山さんは「ワンシーン、ワンカットに込められた思いや情報量が多く、一見見落としがちな淡々としたシーンが実は見どころではないかと思う。1シーン1シーンの積み重ねがこの作品の濃度を増している」と自信を見せた。また、堤さんは福山さんとの初共演について「柴咲さんも(同じことを)言っていたが、どんな人たちにも態度が一緒で、構えることなく受け入れてくれたので、シーンによっていいものができた」と話し、現場が順調に進んでいったことを明かした。

 ノーベル賞を日本人4人が受賞したことについても触れ、福山さんは受賞コメントに突っ込みを入れたほか、堤さんも「頭のいい人ってかん高い声ですよね」と声色を変えるなどすると、会場は笑いに包まれた。

 同作品は、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13ほか全国の劇場で公開中。

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