櫛田神社で「くし感謝祭」-使い古いされた521本のくしを供養

櫛田神社境内の西側に位置する「お納戸」は神様のお化粧部屋と言われ、櫛碑の前の祭壇で供養が行われた。

櫛田神社境内の西側に位置する「お納戸」は神様のお化粧部屋と言われ、櫛碑の前の祭壇で供養が行われた。

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 櫛田神社(福岡市博多区上川端町)で9月4日、「くし」の日にちなんみ、櫛(くし)に感謝の意を捧げる「櫛感謝祭」が行われた。

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 同祭りは1年間使った櫛に感謝し、また1年頑張っていこうという願いから1996年から始まった。今年で13回目。神殿横の「お納戸」は「神様のお化粧部屋」と呼ばれており、2006年に縦90センチ、横1メートル20センチのつげの櫛をイメージした櫛碑が建立されている。

 当日は、櫛碑の前に設けられた仮の祭壇の前に福岡県美容生活衛生同業組合関係者や専門学校生ら約25人が集まり、神事が行われた。

 同組合と福岡美容専門学校から1年間に使用し折れたり使い古した櫛が集められた。その数は年々増えており、昨年は400本ほどだったものが、和装の髪結いに使われるつげ櫛やプラスチック製のものなど今年は約521本の櫛が大切に奉納された。

 同組合の井出口宥公理事長は「道具を大事にする気持ちを忘れずに櫛に感謝して、また1年頑張ってもらいたい」と話している。

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