博多に11月22日、セレクトショップ「D&DEPARTMENT FUKUOKA（ディアンドデパートメントフクオカ）」（福岡市博多区博多駅前1、TEL 092-432-3342）がオープンした。

併設するカフェスペース

　「流行に左右されないロングライフデザイン」であることを基準に選んだ商品を集めた、デザイナー・ナガオカケンメイさんが展開する同店。福岡への出店は初で、東京、大阪に続く直営3店目。全国では東京、大阪、北海道、静岡、鹿児島などに続く9店目の出店となる。場所は博多駅前1丁目で、「D&Dを目的に出掛けるような通行人がいない場所を選んだ」（ナガオカさん）という。店舗面積は約200坪。物販スペースとカフェで構成する。

　物販スペースでは、日本の1960年代のデザインを見直したプロジェクト「60VISION」の商品やけやき通りの書店「ブックスキューブリック」の店主・大井実さんセレクトの書籍をはじめ、生活雑貨や家具、食品など約1800点をそろえる。

　カフェでは、朝は「ベーカリーハカタソフトフランスのフレンチトースト」「酵母パンのサンドウィッチ」（以上、各1,000円）、昼は博多一番鶏のローストなどの日替わりランチ（1,400円）や糸島産の野菜を使った「糸島ガーデンサラダ 酵母パン付き」（1,200円）など。夜は、糸島豚のパテや明太子ポテトサラダなどを一皿に盛り付けた「福岡の旬の盛り合わせ」（1,600円）や日替わりパスタ（1,300円～）、日替わりリゾット（1,200円～）、みそを加えたオリジナルの「d&ドライカレー」（1,100円）などをそろえる。

　店内にはギャラリースペースを設け定期的に企画展も開催。第1弾の企画は、佐賀県出身の陶磁器デザイナーの森正洋さんの言葉や原画、デザインスケッチなどを展示する。12月10日まで。

　客単価は、ショップ＝3,000円～4,000円、カフェ＝2,000円～2,500円、年間売り上げは約1億8,000万円を見込む。

　営業時間は11時～21時（カフェは9時30分から）。水曜定休。