居酒屋で人気の「ケンジーズドーナツ」、博多駅前に初の常設店

取材中も周辺のOLや学生らがひっきりなしに訪れていた。1日約600個以上が、夕方に売り切れることもあるという。

取材中も周辺のOLや学生らがひっきりなしに訪れていた。1日約600個以上が、夕方に売り切れることもあるという。

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 居酒屋「Kenji屋」(福岡市博多区店屋町)で人気のドーナツを販売するテークアウト店「Canezees Doughnut HAKATA(ケンジーズドーナツ博多)」(博多駅前4、TEL 092-474-2259)が5月14日、オープンした。

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 オーナーの上杉健治さんが1996年から営業している「Kenji屋」は、昨年3月からドーナツの店頭販売を開始、話題を呼んだ。同11月からは中央区警固で移動販売も開始しており、この度満を持しての実店舗オープンとなった。

 原料は、筑後平野産の小麦粉や熊本のきな粉、鹿児島・奄美の黒糖を使用するなど、「地場にもいいものはたくさんある」(上杉さん)と地産地消に徹底的にこだわる。すべて手作りで、揚げ油には米油を使い、卵や心臓病の一因とされるトランス型脂肪酸を含むマーガリンやショートニングは使っていない。「レシピには苦労したが、卵アレルギーや健康に気を使う方にもぜひ食べてもらいたい」と話す。

 主なメニューは「人気」(同)のハニーシュガー(170円)、カカオバリーチョコレート(210円)ほか、約10種類。ドリンクもレギュラーコーヒー(200円)など7種類を用意している。

 自転車が趣味の上杉さんは「山や水辺が汚れていくのを目の当たりにしてきた」ことから、店舗運営にも積極的にエコロジーを取り入れている。宅配は自転車便で行っているほか、移動販売のワゴン車の燃料は使用済みの揚げ油のみを使い、ガソリンを一切使っていないという。アウトドアブランド「パタゴニア」社が設立し、年間売り上げの1%を環境保護グループに寄付する非営利組織「1% for the Planet」のメンバーにもなっている。加盟は日本で9番目だという。

 営業時間は10時~19時(売り切れ次第終了)。月曜定休。宅配は8個以上からで、宅配受け付けは10時~17時。エリアは博多・天神エリアを中心に市内中心部。宅配料は20個までが250円、それ以上は500円。

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