博多・中洲に店を構えるケーキショップ「ホテルパティスリー ウフ」の2号店「パティスリー ウフ クリュ」(福岡市博多区吉塚4、TEL 092-292-9970)が4月29日、博多駅から福岡空港までの通称「空港通り」沿いにオープンする。運営は福岡サンパレス(築港本町)。
同社が中洲に出店したのは2007年1月。歓楽街中心部である中洲大通りに面し、夕方から深夜にかけて営業し、主に「中洲のお店への手土産」として、華やかなホールケーキや長さ55.5センチの「中洲のロールケーキ」などが人気を集めている。
空港通りの新店では、地域密着・ファミリー層をターゲットに店舗を開発。厨房との仕切りにのぞき窓が付いたオレンジの仕切りを持たせ、店内のほかテラスにもイートインスペースを設けた。熱帯雨林の保護を目的にしたNPO「レインフォレスト アライアンス」の認証コーヒーを、森林保護のために10円で提供する。
店舗面積は42平方メートル、テラス部分は28平方メートル。隣接するふくやと共同で約20台の駐車場を備える。客単価は1,200円を見込み、初年度の売上目標を4,000万円に据える。
商品は1号店の看板商品だった「中洲プリン」のノウハウを生かし、鞍手郡の貴重なブランド卵「貴黄卵(きおうらん)」を使った「貴黄卵プリン」(260円)や、火曜日限定で「貴黄卵シュー」(190円)も発売する。ほかにもオムレット(10個入り、700円)や人気の焼き菓子を1グラム4円で提供。ホールケーキやピースケーキ、ロールケーキも販売する。
シェフパティシエの大村安則さんは「中洲のオープンから2年が過ぎ、もっと多くの方においしく楽しくお菓子を味わっていただきたいと思っていた。新店は女性が気軽にケーキを買いに来られるよう、車でも立ち寄れる場所。こだわりの貴黄卵を使ったプリンやシュークリーム、焼きたて・作りたてのほっこりスイーツをお届けしたい」と話す。
営業時間は10時~20時。オープン当日は看板商品の「貴黄卵プリン」で使用する貴黄卵の直売会を開催する。