博多人形師、「博多町家」ふるさと館で長谷川法世館長と対談へ

ともに長友さん作の(写真左から)「愛児(いとしご)」・「瑞香」。ほかに七福神や河童の人形など、計40点近くが展示予定。

ともに長友さん作の(写真左から)「愛児(いとしご)」・「瑞香」。ほかに七福神や河童の人形など、計40点近くが展示予定。

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 「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町、TEL 092-281-7761)で4月11日、博多町家「車座談義」として、同館で実演している伝統工芸士の博多人形師のうち二人が同館館長の長谷川法世さんと対談を行う。会場は同館中央の町家棟。

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 同館では、伝統工芸の実演が特徴。所属する伝統工芸士と直に話す機会を設け、人となりや技術の真髄をインタビュー形式で紹介し、その世界観を探っている。昨年6月に第1弾を行い、博多独楽師や博多人形師などを交えて行い、毎回20代から年配者まで幅広い年代の観覧客が訪れるという。

 今回は、博多人形師の父に師事し、京人形の技術も修めた戸畑茂四郎さんと、博多人形では異色の手びねり人形を得意とする長友敬次さんの二人が長谷川館長と対談。作品についてはもちろん、人形師の人物像に迫り、それぞれが作る癒しの世界を探る。

 同館学芸員の松尾由美子さんは「漠然と美人もの、和ものというイメージの博多人形も、作者の人となりを知って一点一点鑑賞してもらうと、より素晴らしさが際立ってくるのでは」と話す。

 開催時間は13時30分~15時を予定。申し込みは原則同館まで。併せて、10日から展示棟2階で二人の人形展も開催。開館時間は10時~18時。入場料は200円(小中学生は無料)。5月10日まで。

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