「御饅頭所」の碑、建立祝賀会-ホテル日航福岡で関係者ら祝う

碑の建立を祝い参加者に挨拶する田中治雄理事長(写真左)や石村萬盛堂の石村僐悟社長。

碑の建立を祝い参加者に挨拶する田中治雄理事長(写真左)や石村萬盛堂の石村僐悟社長。

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 ホテル日航福岡(福岡市博多区博多駅前2)で2月27日、昨年11月に建立された「御饅頭所(おんまんじゅうどころ)」の碑の完成祝賀会が開かれ、関係者や全国の菓子業者ら270人が祝った。主催は約45の菓子店が加盟する福岡市菓子共同組合。

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 同碑は、まんじゅう発祥の地とされる博多区御供所町の承天禅寺に昨年11月29日に完成。博多織の開祖とされる「満田弥三右衛門の碑」と同寺を開いた聖一国師が持ち帰った製粉技術により発祥したとされる「饂飩蕎麦(うどんそば)の碑」の間に完成した。

 九州大学の川添昭二名誉教授らの「中世博多の禅寺と生活文化をテーマにした講演」の後、集まった関係者らで祝賀会を行い、吉田宏福岡市長や海老井悦子福岡県副知事をはじめ、承天禅寺の神保至雲住職らも出席した。

 同組合の田中治雄理事長は「福岡には観光がないと言われるが、中世からの博多の伝統と文化がある。博多の歴史と文化を、自信を持って発信していければ」と参加者らに呼び掛けた。

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