明太子の製造・販売を手掛ける山口油屋福太郎(福岡市博多区那珂6)は1月8日、同日に十日恵比寿神社で始まった「十日えびす」に合わせて、「博多よか町シリーズ 十日恵比寿めんたい」を期間限定で発売した。
「博多の街を繁栄するお手伝いをしたい」(同社の山口勝子専務)という思いから企画がスタートした同シリーズは、昨年10月に大相撲九州場所に合わせ、第1弾として「大相撲応援めんたい」を発売。季節のユズの風味を生かした明太子が土産などに好評だったという。
正月の縁起を担ぐ祭りである「十日えびす」にふさわしいものをと選んだのは昆布と酒。同社の商品のノウハウを生かし「昆布めんたい」と山田錦で作った大吟醸「日子の詩」を使用している。
山口専務は「地元の若い方は祭りなどについて知らない人も多い。観光客の方にはもちろん、博多に来た人、住んでいる人にも(博多のよさを)お知らせしたい」と話す。
価格は、100グラム=1,050円、200グラム=2,100円。JR博多駅コンコース内のキヨスクや、マイング博多駅名店街、福岡空港内の売店などで販売。同社直営の10店舗とホームページなどの通販でも販売している。今月31日まで。