0系新幹線ラストラン-博多駅で1,600人が別れ惜しむ

集まった多くのファンらは、車両が見えなくなるまでカメラで追い続けていた。

集まった多くのファンらは、車両が見えなくなるまでカメラで追い続けていた。

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 新幹線博多駅で12月14日、1964年の開業当時から運行していた「0系新幹線」の記念運転ラストランを記念した「さよなら運転セレモニー」が行われ、多くのファンが最後の別れを惜しんだ。

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 先月30日に定期運転が終了してから、今月6日、13日にもそれぞれ記念運転を実施。新大阪から博多までの駅では、連日多くの客らがホームで写真を撮るなどした。見納めとなった14日は、新大阪(2,800人)、岡山(500人)、広島(1,900人)、小倉(230人)、博多(1,600人)と合わせて約7,000人の鉄道ファンらが集まった。

 セレモニーでは、JR西日本の山崎正夫社長が「多くの方に愛された、愛嬌(あいきょう)のあるだんごっ鼻は、皆さんも1度は乗られたことがあるかと思う。(0系)本当にありがとう、そしてご苦労さま」とあいさつ。乗客代表に花束が贈呈され、運転士から山崎社長へ、JR九州の石原進社長から回送運転士へ、それぞれハンドル授受が行われた。

 18時7分にセレモニーの参加者で警笛吹鳴を行い、ホームに鳴り響いた警笛とともに博多駅を出発。ファンらが最後の後姿を見送った。

 0系新幹線はイギリスの博物館や国内の博物館、幼稚園などに数点寄贈されているが、同車両は今後解体される予定。

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