筑紫口高架下「博多活憩通り」の飲食店が順次リニューアル-新幹線博多駅

音羽公園・ヨドバシカメラから筑紫口に抜ける「博多活憩通り」。居酒屋が並び、会社帰りのサラリーマンやOLでにぎわう。

音羽公園・ヨドバシカメラから筑紫口に抜ける「博多活憩通り」。居酒屋が並び、会社帰りのサラリーマンやOLでにぎわう。

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 新幹線博多駅の耐震補強工事に伴い休業していた、同駅筑紫口南側の高架下に飲食店が立ち並ぶ「博多活憩(いきいき)通り」の駅寄りの4店舗が、11月7日のドトールコーヒーショップ いきいき通り店を皮切りに順次リニューアルオープンする。開発を手がけるのはジェイアール西日本福岡開発(福岡市博多区博多駅東1)。

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 「以前は暗くて寂しい通りだった」(同社営業開発部 担当部長の長路徹朗さん)通りの高架下を同社が開発に着手。「活性化し、憩いが出るように」(同)との思いで名付けられた「活憩通り」は1999年6月に「益正」「さかな市場」の2店舗でオープン。2002年11月に「ヨドバシカメラ マルチメディア博多」が向かいにオープン、翌年7月に「ドトールコーヒー」「囲(かこみ)」「丸海屋」「然」が入居し歩道を整備、現在筑紫口北側の「ガード下のカルビ家」も含め全12店舗が入居している。

 工事は2004年の新潟中越沖地震に伴って強化された耐震基準を満たすためのもので、今年9月からスタート。柱の周りを鉄板で囲いモルタルを流し込むなどの方法で行われており、震度7までの揺れに対応できるという。工事に伴い各店舗がリニューアルを行っており、ドトールコーヒーが7日にオープン、内装を全面リニューアルし、分煙化も導入した。

 長路さんは「高架下の耐震工事は、ご利用のお客様はもちろん、店舗側にもご迷惑をおかけしているが、安全のためには避けて通れないこと。できるだけ工期短縮ができるよう調整しているが、この機会に店舗もリニューアルするので、ぜひ楽しみにしてもらって、今後もご利用いただければ」と話す。

 オープンは、27日=「囲」が、今月末=「然」と続き、来月2日に「丸海家」が新店「博多鉄鍋本店」となってオープンを予定する。工事は順次新幹線ビル内やデイトスなどでも行われ、来年10月以降2回に分けて、残りの南側6店舗についても工事に入る見込みで、2011年春の全線開通までに完了する予定。

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