キャナルシティ博多(福岡市博多区住吉1)で9月20日・21日、「はかた伝統工芸広場」が行われ、伝統工芸士による博多織手機や博多人形の絵付けの実演や、実際に体験できるイベントが催される。会場は地下1階サンプラザステージ横のムーンウォーク。
この取り組みは、博多の特徴である伝統工芸の魅力に触れ、地域への愛着心を深める機会をつくろうと2001年から始まり、今年で8回目。2006年まではJR博多駅のコンコースで行っていたが、工事の関係で昨年からキャナルシティに場所を移した。昨年も同時期に3日間で行い、延べ10,000人が来場、体験コーナーでは博多人形で125人、博多独楽114人、博多張子92人が参加し、盛況となった。
今年も19日からの開催を予定していたが、天候の懸念から中止し、20日・21日のみの開催となった。実演や体験の決まった時間はないものの、伝統工芸士7人が博多織手機、博多人形の絵付、博多曲物の製作、博多張子の製作、博多独楽の絵付けを実演するほか、博多織手機は無料で、人形・張子・独楽については500円で体験することができ、作ったものを持ち帰ることができる。
ほかにも伝統工芸品の歴史や製品ができるまでのパネル展や、工芸品の伝統販売も行われる。
主催する同実行委員会事務局の博多区地域支援部地域振興課の担当係長は「博多区民の誇りでもある伝統工芸を、少しでも再認識いただければ。幅広くおいでいただきたい」と話す。
開催時間は20日・21日とも10時~19時。