西日本シティ銀行（本社＝福岡市博多区博多駅前）・舞台芸術センター・劇団四季は6月25日、福岡シティ劇場（博多区住吉1）で上演中のディズニーミュージカル「ライオンキング」に、福岡市内の中学生約1,000人を招待した。

　招待は、同行の中期経営計画の施策のひとつである「地域との共栄」の具体策として、3社の合同のかたちで今年初めて行われた。福岡市の中学生1 万人に、「本物の舞台芸術鑑賞を通じて感動の機会を提供するとともに、夢と希望、命の大切さ、愛情の素晴らしさを伝えること」（同行）を目的に募集し、52校・約17,000人の応募者の中から抽選で招待者を決定した。

　同日13時30分から劇場が貸し切りとなり、1回目の公演に選ばれた市内5つの中学校の1～3年生計約1,000人が観劇。カーテンコールでは生徒たちが満面の笑みで拍手を送った。

　観劇した市立城香中学校1年の川崎大輝くんは「初めて見たが、とても楽しかった。（役者らが席の）間近を通った。シンバがかっこよかった」とうれしさを表した。担任の下畠信一教諭も「子どもたちもとても楽しみにして、今日の期末試験が手についたかどうか」と苦笑いしながら、「子どもたちはこのような経験がないので、今後もいいものを見せられる機会があれば」と話した。

　招待は7月までに残り3回、以降に6回の上演で行われる。「ライオンキング」の公演は10月26日までの延長公演が決まっている。

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