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老舗の駅弁に新商品も
博多駅、人気駅弁ランキング

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■人気駅弁1位は?

博多駅構内の同社が運営する店舗の売れ筋はこちら。


1位 かしわめし

1921(大正10)年に前身・筑紫軒として創業した老舗の「東筑軒」(北九州市八幡西区)の人気商品。「ボリュームもあり、不動の人気」と店舗マネジャーの前田操さん。価格は750円。


2位 大名道中駕籠(かご)かしわ

同じく東筑軒の商品で、かしわめしに加えて野菜や空揚げなどの総菜が入った二段重の弁当。価格は1,000円。



3位 一等幕の内

北九州駅弁当(小倉北区)が製造。関門の練うにや小倉名物の「じんだ煮」、明太子などを盛り込んだ幕の内弁当。価格は880円。



4位 博多和牛焼肉弁当
博多公房(博多区竹下1)が手がけ、7月に駅構内にオープンした駅弁専門店「駅弁屋たい!」に合わせて発売を開始した新商品。ご飯に博多和牛をたっぷりのせ、「男女問わず人気」。価格は1,200円。


5位 辛子明太子弁当

明太子のほか、筑前煮や辛子高菜など博多名物をはじめ、黒豚生姜焼きやサバみりんなどを集めた。「博多らしいので旅行者の方には自信持っておすすめできる」と前田さん。価格は1,000円。


■和牛や地鶏に新作駅弁も続々

今年7月、同社は新幹線博多駅構内に「駅弁屋たい!」と名付けた駅弁専門店をオープン。店頭では、「西日本のお弁当を食べるったい!」とのメッセージを掲げ、福岡ならではの駅弁のほか、西日本エリアで販売する約30種類の駅弁をそろえる。「九州新幹線の開通で鹿児島からの利用客も増えたことから、福岡の駅弁だけでなく西日本エリア全体の品ぞろえを充実させた」と同社取締役営業推進部長の田畑潤さん。「山陰吾左衛門寿し本舗鯖」「鳥取のカレーメンチカツサンド」など鳥取や岡山などの駅弁会社の商品もそろえ、種類も豊富だ。「福岡の駅弁だけでなく、西日本のいろいろな種類の駅弁を楽しんでいただければ」とも。


同社はオープンに合わせて、オリジナル駅弁も開発。鶏飯、博多一番鶏炭火焼、明太子や焼きラーメン、筑前煮など博多名物を盛り込んだ「博多よくばり弁当」(1,050円)、オリジナルの調味液で炊き込んだご飯に博多地鶏や野菜をのせた「博多地鶏めし弁当」(1,000円)、「発売開始から予想以上に人気」という、博多和牛をのせた「博多和牛焼肉弁当」(1,500円)の3種で、「食材にもこだわり、仕入れにも苦労した」と田畑さん。「博多和牛焼肉弁当」は1日50個以上の売れ行きで好評という。「駅弁で列車の旅をより楽しんでいただければ」。



取材・文/編集部 秋吉真由美



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