特集

まち歩きで博多の魅力を発信
博多地区専門の「博多ガイドの会」が発足

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■まち歩きで博多の魅力を

博多の歴史や文化の魅力を広め、博多を訪れた観光客のおもてなしをしようと企画されたもので、昨年1月よりガイド希望者を募集。ボランティアガイドの経験などを踏まえて選考し、約1年間の研修を受けた27人が博多に特化した観光ガイドとして任命された。今年4月より、テーマ別の「ガイドと行くまち歩き」の4コースを案内している。


コース内容は、うどんや饅頭、博多織の発祥地である承天寺、ういろうが伝来したという妙楽寺、茶と禅の道場として知られる円覚寺を巡る「禅コース」、空海が日本で最初に創建したお寺「東長寺」、鎌倉時代に捕えられた人魚が埋葬されたという伝説を持つ龍宮寺などを巡る「伝説コース」、飾り山笠が展示されている櫛田神社、明治中期の博多織の織元「三浦家」の町家を移築復元し、博多織職人の実演が見学できる博多町家ふるさと館、博多の伝統工芸を展示しているはかた伝統工芸館などを巡る「祭・伝統工芸コース」、櫛田神社と東長寺、承天寺を巡る定番コース「寺社めぐりコース」の4つ。そのほか、東長寺ではガイドが常駐し、福岡大仏や五重塔など境内を案内する定点案内も行っており、4月の1カ月間だけで約1000人が参加するほどの人気だという。


■今後は体験型コースも

基本的に3~4カ所を巡り、所要時間は各2時間程度。「より地域に密着した案内ができないかと3~4カ所に絞って構成した」と地域振興課・魅力発信係長の金丸勝也さん。参加者の希望日時に応じてガイドを派遣する仕組みで、「要望に応じてコースをアレンジすることもできる」という。参加人数10人につきガイド1人が目安で、料金は1コース約2時間で1000円。


「ガイドも市内在住者が中心で、博多が大好きな人ばかり」と金丸さん。参加者のアンケートでは「博多の歴史を詳しく聞くことができてよかった」「博多にこんなところがあったとは知らなかった」「初めて聞く話ばかり」などと評価は上々だというが、もちろん課題もある。中国や韓国をはじめとする外国人の対応に関してはまだ準備が整っていない。「英語や韓国語、中国語など、現地でリクエストを受けることもある。現状のコースを軌道に乗せて、今後は多言語対応も検討したい」という。


「福岡にはガイド組織が多いので、体験型や地元の人と関わるツアーなど、より博多を身近に感じることができるように工夫したツアーも企画中。ガイドの会を通じて、より一層の地域発展、活性化につながれば」と期待を寄せる。




取材・文/編集部 秋吉真由美




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