ソフトウェア開発のツールとして使われる日本発プログラミング言語「Ruby(ルビー)」によるソフトウェア産業とゲーム・アニメ・ウェブなどのコンテンツ産業の振興を目的にした「福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター」が12月17日、開所した。
「福岡Rubyビジネス拠点推進会議」は2008年8月に、「福岡コンテンツ産業拠点推進会議」は2006年3月にそれぞれ産学官の連携組織として設立。福岡県は、福岡県福岡東総合庁舎(博多区博多駅東1)の4階・5階に開設した同センターを拠点に地元企業の研究開発や人材育成、ビジネス機会の拡大など、総合的な支援を行っていく。
同センターには全12室のレンタルオフィスのほか、ゲーム・アニメなどの音声を収録する録音室、ビジネス拡大を目的にするセミナー利用ができる会議室を設ける。
開所式では、館長に就任したRubyの開発者のまつもとゆきひろさんや、コンテンツ戦略アドバイザーに就任したDLEの椎木隆太さんが記念講演を行った。麻生渡福岡県知事は、「このセンターを拠点としてRuby・コンテンツとともに世界に向けた企業戦略を練って活躍してほしい」と期待を寄せた。