豪商「伊藤小左衛門」をテーマに講話会-大浜公民館落成記念で

武野教授の著書「悲劇の豪商 伊藤小左衛門」の扉絵。

武野教授の著書「悲劇の豪商 伊藤小左衛門」の扉絵。

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 旧大浜小学校跡地に完成した新大浜公民館(福岡市博多区下呉服町)で6月7日、落成を記念して「伊藤小左衛門と博多」と題した講話会が行われる。主催は、博多の歴史や文化の継承を目的に有志約20人で組織する市民団体「ハカタ・リバイバル・プラン」。開催は今回で5回目。

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 当日は、講師に福岡大学の武野要子名誉教授を迎え、過去から現在・未来の博多の町について講話会を行う。

 伊藤小左衛門は約400年前の博多の豪商で、同公民館の場所にあった当時の柳町を舞台にした近松門左衛門の人形浄瑠璃「博多小女郎波枕」で毛剃九右衛門として描かれている人物。博多と長崎を舞台に活躍したといわれており、妙楽寺(御供所町)に墓がある。

 同団体は2005年4月から「はかた博物館」として、博多の文化をその場所にそのまま展示しており、博多百年町家(立石ガクブチ店)、なつか史館(博多中学校)、元寇防塁(博多小学校地下)など、博多の町そのものを博物館として歴史・文化の継承を目的に活動している。ほかにも、博多にゆかりのある人を囲む「語り部会」、博多の人物や歴史を学ぶ講話会、夏祭りイベントの実施など、さまざまな活動に取り組む。

 ハカタ・リバイバル・プランの立石武泰会長は「博多は町に2000年分も歴史が詰まっている場所。若い人や子どもたちにも少しでも文化に触れてもらって、自分の郷土に少しでも誇りを持ってもらえたら」と話した。

 講話会の開催時間は14時~。入場無料。問い合わせは博多百年町家(TEL 092-281-4008)まで。18日14時~博多百年町家で行われる「語り部会」には吉田宏・福岡市長も参加を予定している。

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