上海万博に合わせて再現された「遣唐使船」が5月13日、博多港に寄港し、ベイサイドプレイス博多(福岡市博多区築港本町)では13日・14日に歓迎式などイベントが行われた。主催は角川文化振興財団。
上海万博開催を記念して復元されたもので、全長32.5メートル、幅は9.6メートル。5月8日に大阪を出発し、呉、門司、博多、長崎など8カ所に寄港。当時の航路に沿って上海万博会場へ向かう。
日本、中国など計10人の船員が乗船。「日中交流の力になれてうれしい」と船員のチョン・コックジュンさん。「(航海に)最初は不安もあったが、貴重な体験ができている」と話す。
歓迎式では、雅楽の演奏や乗船体験などが行われた。鮮やかな遣唐使船を背景に記念撮影する姿も見られ、来場者を楽しませていた。
上海万博会場では6月12日、入港式典を予定する。