博多区のショッピングセンター「パピヨンプラザ」(福岡市博多区千代1)内に4月10日、「ダイソー&アオヤマ 100YEN PLAZA」福岡吉塚店がオープンした。今年に入って同SCの新店は4店舗目。
同SCはカテゴリーキラーに「トイザらス」を誘致、同店を中心に専門性の高い日本型「パワーセンター」として、敷地面積4万6,700平方メートルの商業施設として1993年に開業したが、1月に同店が撤退した。
ワンルームマンションの増加による単身者の増加や、新築マンションの増加で、徒歩5分圏に約5万人が在住。利用者層も20~30歳代前半単身者や2~3人世帯が増加し、自転車の利用も増えたことから、足元商圏での競合との差別化を図るために店舗の入れ替えを決めた。2月に焼肉の「太平楽」、子ども服専門店「berry’s berry」が、今月4日に「ダイエー 吉塚店」がオープンしている。
今回オープンした「ダイソー&アオヤマ」の店舗面積は約200坪。「単身者や主婦層に向け生活消耗品や日用品、食器類などを特に充実させ」(店長の新木伸一さん)、高めの陳列棚で商品量を増やしている。家族連れや単身者を中心に予想の2倍ほどの来店客があるといい、約600円の客単価を見込む。
同SCを運営する大和情報サービス(本社=東京都台東区)の担当者は「デイリーニーズに対応し、リピート性の高いワンストップショッピング型の施設にしていきたい」と話し、足元商圏に対応し、施設全体での勝ち残りを図る。