「奈良屋灯明(とうみょう)ウォッチング展」が現在、博多ポートタワー(福岡市博多区築港本町)の展望室で開催されている。主催は同タワーを管理する福岡市港湾空港局(沖浜町)。
同タワー開設60周年記念イベントの一環で開催する同展。10月に博多地区一帯で開催された灯明をともすイベント「第28回 博多灯明ウォッチング」で、「博多ポートタワー60周年」をテーマに奈良屋地区が展示した灯明を紹介する。同イベントでは、ポートタワーのイラストが描かれた紙袋の中にろうそくを立て、灯明として並べた。同地区まちづくり協議会から、テーマについて話を聞いた港湾空港局が「ぜひポートタワーでも展示させてほしい」と、今回の開催に至ったという。展望室には博多ポートタワーやマスコットキャラクター「ポートくん」、「60th」の文字などが描かれたイラストに、奈良屋老人クラブのメンバーらが色を塗った灯明の紙袋137枚を展示する。
同局総務部の添田晃課長は「地域イベントのテーマとして、ポートタワーのことを取り上げてもらい、大変うれしい限り。地域の方がいかに大切にしてくれているかを知る機会だった。これからも大切にされる場所となれるよう頑張りたい」と話す。
展示時間は10時~20時(入場は19時40分まで)。水曜休館。今月17日まで。