福岡の夏の和菓子「博多水無月(みなづき)」が現在、福岡市およびその近郊の和菓子店で販売されている。
「富貴」「御菓子司 梅家」「参松堂」「和菓子処 泉屋」の博多水無月
旧暦の6月と同じ名の「水無月」は、ういろうの上に小豆をのせた三角形の和菓子。「博多水無月」は福岡・博多オリジナルの季節の和菓子で、今年で販売26年目となる。「小豆とわらび粉を主原料に、笹(ささ)で巻く」という決め事の下、配合や製法は各和菓子店の職人に任せ、各店がそれぞれの博多水無月を作り販売する。
今年の博多水無月のテーマは「目標。100年後のスタンダード!」。販売は、「今田和菓子舗」(福岡市博多区吉塚本町)、「御菓子司 山月堂」(那珂川市)、「もなかの種」(福岡市南区柏原4)、「竹鶴饅頭本舗」(東区和白東5)、「御菓子司 梅家」(筑紫野市)など、福岡市および近郊の和菓子店20社・27店舗で、合わせて39種類の博多水無月を販売する。小豆や抹茶を使った商品をはじめ、あまおうイチゴを練り込んだものやラムネ味のもの、カップに入った杏仁(あんにん)風味のものなど、各店が趣向を凝らしたさまざまな博多水無月を販売する。
このほか、各店の博多水無月が一堂に集まる共同催事を、6月19日~30日に博多阪急(福岡市博多区博多駅中央街)で開催する。同催事では、25種類の販売を予定する。
各店での販売は7月31日まで。