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福岡アジア美術館で「新収蔵品展」 絵画や版画など86点紹介

福岡アジア美術館「新収蔵品展」の会場の様子

福岡アジア美術館「新収蔵品展」の会場の様子

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 福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)のコレクション展「新収蔵品展」が現在、アジアギャラリーで開催されている。

楊三郎の「南台風光」

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 5000点以上の作品を所蔵し、今年3月6日に開館25周年を迎えた同館。同展では2019年度から2023年度に収蔵した作品のうち、寄贈作品を中心に紹介。日本、中国、ベトナム、台湾の作品で、絵画や版画、ポスターなど86点を展示する。同館学芸員の桒原ふみさんは「福岡アジア美術館として、どのような作品を収集しているのか市民に広く知ってもらいたいという思いと、寄贈者への感謝を込めて企画した」と話す。

 宮崎県出身で、台湾の近代美術の形成に貢献した画家・塩月桃甫の「ガランビ灯台」や、台湾の近代美術を代表する画家の一人、楊三郎(ヤン・サンラン)の「南台風光」、ベトナムの画家グエン・ティエン・チュンの「女性兵士」などの絵画のほか、中国の農民たちが農閑期に日常生活を題材に描いた農民画、中国の子ども向けの教育ポスターなどを展示する。

 桒原さんは「各コレクターの独自の視点や作品への愛着を感じてもらえる展覧会になっている。コレクション形成の背景なども想像して楽しんでもらえれば」と話す。

 開催時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで)。水曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=200円、高大生=150円、中学生以下無料。6月25日まで。

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