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JR九州が新D & S列車特急「かんぱち・いちろく」運行へ

特急「かんぱち・いちろく」イメージ(designed by IFOO)

特急「かんぱち・いちろく」イメージ(designed by IFOO)

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 特急「かんぱち・いちろく」の運行が4月26日、博多・別府間で始まる。

1号車の座席イメージ

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 JR九州が旅行商品向けの新しいD & S(デザイン&ストーリー)列車として運行する。Dは特別な「デザイン」、Sは運行する地域に基づく「ストーリー」で、「デザインと物語のある列車」を指す。「ゆふ高原線の風土を感じる列車」をコンセプトに、特急「かんぱち」号は月曜・水曜・土曜に博多駅からゆふ高原線の久留米駅、大分駅を経由して別府駅まで運行。特急「いちろく」号は火曜・金曜・日曜に別府駅から博多駅までを運行する。食事付きの価格は、ソファ席・ボックス席=1万8,000円~(小学生は1万5,000円)、畳個室=2万3,000円(同1万9,000円)。予約はウェブサイトで受け付ける。

 列車名は、九大本線全線の開通と現在の九大本線を形作った歴史に縁があるという舟来屋(現八鹿酒造)3代目の麻生観八と旧大分県農工銀行頭取の衞藤一六の名前から取った。

 途中で停車する「おもてなし駅」では、沿線地域による「おもてなし」や特産品の販売などを用意する。おもてなし駅は、かんぱち号が田主丸駅(久留米市)と恵良駅(大分県九重町)、いちろく号がうきは駅(うきは市)と天ケ瀬駅(大分県日田市)。

 車体は艶のある黒が基調で、ゆふ高原線の路線図をモチーフにしたゴールドの点線を描いた側面の上部と下部には駅名をアルファベットでライン状に配置した。車体に景色が映り、車両全体で雄大な風景を表現するようなデザインという。3両編成で1号車と3号車は座席、2号車は共用スペースで構成する。席は、ソファ席(3人×5)、ボックス席(6人×1、4人×4、3人×1、2人×4)、畳個室(定員6人)2室の定員60人。内装は、1号車は大分・別府、2号車は湯布院・日田、3号車は福岡・久留米の風土をイメージしてデザインし、1号車には大分産の杉を使ったテーブルを、3号車には福岡県産の杉を使ったテーブルを、それぞれ設置する。2号車の共用スペース「ラウンジ杉」では、ゆふ高原線沿線の食品や列車のオリジナルグッズなどを販売する。

 車内では、福岡と大分の食材を使った弁当を提供する。弁当は曜日ごとに異なり、かんぱち号は福岡市、いちろく号は大分市にある店が手がける。かんぱち号で提供するのは、月曜=「中洲 松」(和食)、水曜=「味 竹林」(和食)、土曜=「FUCHIGAMI」(イタリアン)、同じくいちろく号は、火曜=「Tomo Clover」(フレンチ)、金曜=「裏舌鼓」(和食)、日曜=「兎(うさぎ)と亀」(和食)。

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