福岡の劇場「博多座」(福岡市博多区下川端町)が現在、開場25周年を記念して装飾されている。
1999年(平成11年)5月に開場した同劇場。歌舞伎やミュージカル、宝塚歌劇をはじめ歌手による座長公演やコンサートなどを上演し、2023年には累計来場者数が1100万人を突破した。1月から、レッドカーペットをイメージして劇場正面の大階段を「博多座は開場25周年」「1999-2024」の文字と、博多座25周年ロゴ、博多座ロゴで装飾している。同じく劇場周辺のバナーを25周年仕様とした。同劇場25周年プロジェクトリーダーの黒木香織さんは「『特別なひと時をお客様へ』という企業理念にちなみ、特別なひとときに足を踏み入れるというスペシャル感を装飾に込めた」と話す。
25周年を記念しオリジナル缶バッジも用意。価格は2個セット(赤・シルバー)=500円。グッズ売り場とチケット窓口で販売する。
観劇をより身近に感じてもらおうと、25歳以下まで対象とする「U25当日特別料金」を設定する。チケットは、劇場が指定する公演当日の開演20分前に残席がある場合のみチケット売り場で販売する。
「お客さまに支えていただいたからこそ25周年を迎えられた。25周年はあっという間で、たくさんのお客さま、俳優の皆さまに来場してもらった。リーマンショックや震災、新型コロナウイルスでの自粛など想像もしないことが起きたこともあったが、よく乗り越えてきたと思う」と同劇場営業部長の野中正俊さん。「もう25周年という思いと、まだまだこれからという思いがある。歴史の長い先輩劇場のように、次の50年、100年を目指していきたい」と話す。
装飾は、大階段=3月末まで、バナー=12月末まで。