「エモーショナル・アジア 宮津大輔コレクション×福岡アジア美術館」が9月15日、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端3)アジアギャラリーをメイン会場に始まった。
福岡市が主催する「Fukuoka Art Next Week」(9月23日~10月10日)のチーフディレクターでアートコレクターの宮津大輔さんのコレクションと福岡アジア美術館所蔵作品を組み合わせた現代アート展。同館のほか、サテライト会場のボートレース福岡(中央区那の津1)、吉塚市場リトルアジアマーケット(吉塚1)、「幻住庵」(御供所町7)で、東アジアと東南アジアの45作家95点の作品を紹介する。
アジアの歴史や現代社会、ジェンダーなど4つの章で構成。展示作品は、カンボジアのリム・ソクチャンリナさんの写真作品「国道5号線」や、タイのサマック・ゴーセムさんの映像作品「ネバーランド」などの宮津さん所蔵作品、サテライト会場では韓国のチェ・ジョンファさんの大型展示作品「ムクゲの花」や「息をする花」など。
同館広報担当の石橋祐太郎さんは「当館では3年ぶりのアジア現代美術の特別展。アジアギャラリーでは多くの貴重な現代アートが一堂に会するほか、サテライト展覧会では巨大アート作品や、会場に合わせて展開された映像作品など多様な表現を見てもらえる」と話す。
開催時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで、入場は閉館の30分前まで)。水曜休館(11月23日は開館、翌24日休館)。観覧料は、一般=500円、高大生=250円、中学生以下無料。12月25日まで。