作品展「第25回博多町家思い出図画展」が5月14日、「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町6)の展示棟2階で始まった。
同図画展は、昔の暮らしや風景、人々の身近な歴史を図画で掘り起こしていこうと開催するもの。作品は、「なつかしい思い出」をテーマに4~10号サイズで水彩、油絵、貼り絵など自由な形式で、40歳以上を対象に募集。今回は福岡県内外の41歳~90歳の50人から73点の応募があり、最高賞の福岡市長賞はじめ12点が入賞した。
会場では、最高賞の福岡市長賞・小山晴美さんの「昭和の生活用品」、「博多町家」ふるさと館長賞・新畠光子さんの「夕方の風景」、福岡市美術館賞・井本悟さんの「告白代行」など受賞作品含め約50点を一堂に展示する。
同館の福井美樹さんは「展示作品を見ながら昔話に花を咲かせている来場者の様子も見られる」と話す。学芸員の松尾由美子さんは「語り継ぎたい思いが込められた図画の数々で、思い出がよみがえるきっかけになれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。5月23日休館。入館料は一般=200円、中学生以下無料。6月26日まで。