九州産業大学の学生による写真展「欠けない月」が現在、イベントスペース「art space tetra(アートスペーステトラ)」(福岡市博多区須崎町)で開かれている。
同展は、九州産業大学芸術学部写真・映像メディア学科進藤研究室の3年生による写真展。メンバーは、奥野博雅さん、白石尚己さん、眞藤栞さん、塚本愛香さん、中司山仁さん、成田和貴さん、原浩志朗さん、廣島幸歩さん、本吉旬さんの9人で、同メンバーでは初開催。作品数は約60点で、モノクロのポートレートや、写真をもとにした絵画作品、写真をつなげた立体作品などを展示する。
タイトルは、制作活動を通して互いに影響し変化してきたメンバーを、満ち欠けするが決して無くならず存在する月に例えて名付けたという。タイトル原案者の原さんは「展示に向けて全員が100パーセント全力で、欠けていない状態であることを表した」と話す。
会場では、展示会のキービジュアルで眞藤さんの「潜る」、卵をテーマにした原さんの「huevo」、写真をつなぎ立体作品にした廣島さんの「集めて、繋(つな)げて、纏(まと)う。」などを1階から3階に展示する。制作期間は、2週間から半年までさまざまという。
メンバー代表の眞藤さんは「活動が制限されるなか、今までの制作活動を生かし本展示会に向けそれぞれ準備してきた。メンバーの『変化』や『進化』を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は12時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。今月30日まで。