民芸運動にまつわる作品を紹介する展覧会「民藝 MINGEI 生活美のかたち展」が現在、キャナルシティ博多(福岡市博多区住吉1)4階「MUJIキャナルシティ博多」で開催されている。主催は同店を運営する「良品計画」(東京都豊島区)。
「日本民藝館」(東京都目黒区)が所蔵する1万7,000点の中から、生活の道具など無印良品で紹介したい国内外の62作品を展示する同展。今年1月に「無印良品 直江津」(新潟県)で初開催。今回が4会場目。同館には、同社が協力を依頼した。企画キュレーションは日本民藝館館長で無印良品アドバイザリーボードのデザイナー・深澤直人さんが務める。
8つのテーマに沿って展示台を設けた会場には、火鉢や白磁のつぼ、手付鍋、ほうきなどを展示する。明治時代の刺し子着や、昭和初期の蓑(みの)などは壁面に展示。できる限り「日本民藝館」の雰囲気が伝わるようにと、照明や展示品の置き方などを工夫したという。籠や器、郷土玩具など民芸運動にまつわる商品約30種類は展示販売する。
同社企画デザイン室の永田貴大さんは「物の捉え方や考え方が変わるきっかけになるとうれしい。『使ってみたい』『自宅に似たようなものがあるかも』など、気軽な気持ちで見てもらえれば」と話す。
開催時間は10時~21時。入場無料。来年1月30日まで。