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「FINA世界水泳2022福岡大会」開幕200日前イベント 入江選手ら、意気込み語る

開幕200日前記念イベントの様子

開幕200日前記念イベントの様子

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 来年5月13日に開幕する「第19回FINA世界水泳選手権2022福岡大会」の開幕200日前記念イベントが10月25日、マリンメッセ福岡B館(福岡市博多区沖浜町7)で行われた。

高島市長と松岡さんのトークセッション

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 「第19回FINA世界水泳選手権2022福岡大会」は来年5月13日~29日の17日間、約190の国や地域から約2400人が参加し、競泳・アーティスティックスイミング・水球・飛び込み・ハイダイビング・オープンウオータースイミングの6種別76種目を行う。当初2021年7月開催予定だったが、東京2020オリンピックの延期に伴い新日程となった。

 世界水泳選手権が国内で開催されるのは、日本初開催の2001(平成13)年福岡大会から21年ぶり2回目。会場は、マリンメッセ福岡A館・B館(沖浜町7)と福岡国際センター(築港本町2)、シーサイドももち海浜公園(早良区百道浜・中央区地行浜)。

 開幕200日前を記念して行われた今回のイベントは、高島宗一郎市長と同大会応援リーダーの松岡修造さん、元競泳日本代表の寺川綾さん、競泳の入江陵介選手、鈴木聡美選手、飛び込みの寺内健選手が参加し、トークセッションなどを行った。

 松岡さんは「ニューノーマルだからこそできるような、大会に向けてみんなで一つ気持ちを合わせて何かをやっていきたい」と話し、高島市長は「まさにそういうことをお願いしたい。1つのイベントを通して街がどう動いていくのかが大事。大会を未来に向かって動くきっかけにしたい」と開催意義などについて語った。

 松岡さん、寺川さん、入江選手、鈴木選手、寺内選手は、これまでの世界水泳の思い出や今大会の意気込みなどを話した。2001年の福岡大会で飛び込み競技日本人初のメダルを獲得した寺内選手は「20年前はまさか20年後にまた福岡で世界水泳が開催され、それを自分が目指しているとは想像もしていなかった」と振り返る。入江選手は現役続行と今大会の意気込みについて、「まだ泳ぎたい気持ちがあった。たくさんの人の前で泳ぎたいという気持ちもどこかにあり、いろいろな気持ちが僕を世界水泳につなげてくれた。まずは代表権をしっかり獲得したい」と意気込みを語った。福岡県遠賀町出身の鈴木選手は「自分の集大成のつもりで頑張っていきたい。今まで支えてもらった恩返しを地元で返すという夢をかなえられる可能性も出てきたので、これは頑張るしかないと思えるようになった」と話した。

 寺川さんは「パフォーマンスする側から選手のリアルな言葉を伝える側になり、とてもプレッシャーを感じる。熱い気持ちを乗せて修造さんと共に盛り上げていきたい」、松岡さんは「2001年の世界水泳福岡大会は選手の活躍も福岡の皆さんの思いも一つになった。あれ以上の大会があるのかといつも思っていた。ただ今日市長や皆さんの話を聞いて、絶対に変わらなきゃいけないと思った。選手、そして伝える側の僕らも進化する必要がある。福岡の皆さんには世界大会を成功させるという情熱を持って、福岡・スポーツを変えていく勢いがあってほしい」とメッセージを送った。

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