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博多座「蜜蜂と遠雷」主演の中山優馬さん意気込み語る 管弦楽は九州交響楽団

中山優馬さん

中山優馬さん

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 博多座5月公演「シンフォニー音楽劇 『蜜蜂と遠雷』~ひかりを聴け~」に出演する中山優馬さんが4月19日、福岡を訪れ公演について意気込みを語った。

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 原作は、小説家・恩田陸さんの小説「蜜蜂と遠雷」で、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞した。2018(平成30)年に朗読劇として東京・大阪で上演、2019(令和元)年には映画化され、今回は歌と芝居とピアノ演奏をコラボレーションした音楽劇として、3月に神奈川、4月に大阪での上演を経て、博多座で上演する。

 物語は世界的コンクールに出場する若きピアニストたちや、彼らを取り巻く人々の感情を描く。出演は中山優馬さん(風間塵)、シンガー・ソングライターのヒグチアイさん(栄伝亜夜)、奥村颯太さん(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール)、大東立樹さん(小山内健)、パーマ大佐さん(高島明石)、湖月わたるさん(嵯峨三枝子)、池畑慎之介さん(菱沼忠明)など。指揮は千住明さん、ピアノは川田健太郎さん、博多座公演の管弦楽は同劇場初登場となる九州交響楽団が担当する。そのほか、作中に登場するクラシックの名曲の作詞は、全て原作者の恩田陸さんが手掛ける。

 神奈川、大阪に続いての公演について中山さんは「横浜公演でも大阪公演でも、日々直しを入れながら進化させていった。博多座のオーケストラは九州交響楽団の皆さんとご一緒するので、どういった公演になるのか非常に楽しみ」と期待を寄せる。

 主人公・風間塵との共通点については「風間塵というキャラクターは、誰よりも音楽を愛して、ピアノを愛して、ピアノがうまいとかピアノで勝ちたいとか、そんな感覚ではなく、ただただピアノが好きで、好きなものへの思いや信じる力が人一倍長けている」と話し、「僕も芝居が大好きで、芝居をやっていない期間は本当に楽しくない人生だなと思う。だから、主人公の思いなど、分かる部分があると思う」と話す。

 公演に向けて中山さんは「コロナ禍の中で閉鎖的な時間を過ごしている人たちがきっと多くいると思うが、音楽はそんな方たちに届くパワーがあると思っている。音楽の価値をしっかり届け、精いっぱいやらせていただきたい」と意気込む。

 公演期間は5月1日~3日。チケットは、A席=1万2,500円、B席=8,500円、C席=5,000円。

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