キャナルシティ博多(福岡市博多区住吉1)シネマビルのユナイテッド・シネマ キャナルシティ13で12月13日、来年1月公開の映画「感染列島」の試写会が行われ、サプライズで主演の妻夫木聡さん、檀れいさんが登場した。
同作品は、新型ウイルスが原因で起こる感染拡大の恐怖と闘う人々の姿を描くパニックエンターテインメント。この日は映画のPRで記者会見が行われた後、試写会でもあいさつをすることに。試写会のスクリーンで防護服を着た関係者の動きに、何やらざわついた会場に、妻夫木さんと檀さんが登場。会場は割れんばかりの歓声に包まれた。
この日は妻夫木さんの28歳の誕生日。日本列島が描かれたケーキが運ばれ、観客から祝福の言葉が飛ぶ中、妻夫木さんがろうそくを吹き消した。檀さんからも花束が贈られ、満面の笑みで歓声に応えた。妻夫木さんは「以前はクリスマスと近かったので一緒にお祝いされていた」と会場の笑いを誘っていたほか、「より男らしく、より九州男児になれるように」と福岡出身ならではの抱負を話した。
映画について、「原作ものが多い中、オリジナルもので、命の共存という深いテーマに引かれた」(妻夫木さん)と話し、檀さんも「何もないところから監督やプロデューサーの思いが大事に温められて作られた作品で、今やるべきだなと思った」と話した。また互いについて、「凛とした強い女性に見えるが、本当はかわいらしいところを持っている」(妻夫木さん)と話すと、「どーんと男らしい九州男児が垣間見える」(檀さん)と息の合った様子を見せた。
最後に妻夫木さんは「今年1年でいろいろな作品を通じて演じて、命を考えてきた集大成。見てもらって、ちょっとした意識の改革になってくれれば。自分にできることをすればいいと思うし、自分は俳優をするしかないと思った」と話し、檀さんも「命をつなぐストーリーで、奥の深いメッセージがいっぱい詰まった映画。明日に命をつなごうと必死に戦っている人間の姿を見ていただきたい」と話した。
同作品は来年1月17日より同館や天神東宝などで公開予定。