福岡ロケの「K-20怪人二十面相・伝」-主演の金城武さんらが会見

(左から)プロデューサーの阿部さん、金城さん、佐藤監督。怪人二十面相も駆け付けた。

(左から)プロデューサーの阿部さん、金城さん、佐藤監督。怪人二十面相も駆け付けた。

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 グランド・ハイアット・福岡(福岡市博多区住吉1)で12月8日、映画「K-20怪人二十面相・伝」の主演を務める金城武さん、監督の佐藤嗣麻子さん、エグゼクティブプロデューサーの阿部秀司さんがそろって記者会見に臨んだ。

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 同作品は、北村想さんの著書「怪人二十面相・伝」を金城さん主演で映画化したもの。江戸川乱歩の小説に登場するダークヒーローの真相に迫るアクション・エンターテインメント作品で、サーカスの曲芸師を金城さん、財閥令嬢を松たか子さん、明智小五郎を仲村トオルさんが演じる。同作品では、福岡や北九州、熊本などでもロケが行われた。

 会見で金城さんは「今回は脚本作りから呼んでもらったので、すごく納得できるものにしたかった。最初は2枚目でシリアスな(役の)平吉も、監督に提案したりして、3枚目で、ちょっとだけ2枚目もある役にできたと思う」と自信を見せた。阿部さんも「20年前に原作を読んでから、ずっと作りたいと思っていた。VFXの技術などもそうだが、金城さんという素晴らしい役者を得たこと、佐藤監督のシナリオライターとしての演出力を得られたことが一番大きなポイント」と作品の出来に満足を示した。

 また、理想のヒーロー像について、金城さんは「(子どものころは)警察官やウルトラマンなど、強くて倒れないイメージだったが、今は何かの事件を起こさないために日ごろ頑張っている、名前が出てこない人がヒーローなのかとも思う」と話したほか、今年1月から3月にかけて、福岡市の九州大学や北九州市の門司で撮影した時の印象について、「ナイトシーンは特に寒くて、豚汁などの夜食を食べすぎた。スクリーンで太く見えるシーンは食べすぎです」と会場の笑いを誘った。「子どもたちには怪人二十面相ごっことかをやってもらいたい。幅広い年齢の方に楽しんでいただけると思う」とも。

 同作品は12月20日より、天神東宝、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13ほか全国の劇場で公開予定。

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