T・ジョイ博多(福岡市博多区博多駅中央街)で5月21日、映画「ラプラスの魔女」の大ヒット御礼舞台あいさつが行われ、主演の櫻井翔さんと広瀬すずさんが登壇した。
東野圭吾さんの同名小説が原作の同映画。謎多き事件の調査に当たる地球化学専門の大学教授・青江修介役に櫻井さん、自然現象を予言するヒロイン・羽原円華役に広瀬さん、円華が探す失踪中の青年・甘粕謙人役を福士蒼汰さんが演じる。監督は三池崇史さん。
この日は客席の大歓声に応えながら、舞台に2人が登場。はじめに櫻井さんがあいさつをしようと「本日は・・」と言いはじめると黄色い歓声が飛び、「(まだ)何も言ってないよ」と笑い、なごやかな雰囲気で舞台あいさつが始まった。
今回の舞台あいさつは、「青江教授の化学キャンペーン」企画の一環として、全国323劇場の中から投票でエリア代表18劇場が選ばれ、その中からあみだくじで選ばれた1劇場としてT・ジョイ博多が決定した。
あみだくじの数字を決めた櫻井さんは「自分の好きな数字の10番を選んだら、ここ(T・ジョイ博多)にたどり着いた」と話すと、客席から歓声が沸いた。
司会者から福岡の好きな場所を聞かれ、櫻井さんは「北京オリンピック直前に、長浜ラーメンの屋台でスタッフとおでんを食べた。ソロコンサートの時も、バンドのメンバーと夜に長浜に来た。長浜が好きみたい」と笑いながら振り返る。広瀬さんは「(福岡は)多分、今日が2回目。前回も舞台あいさつで来て、なかなか外に出られていない。いつかプライベートで来たい」と話す。
舞台あいさつの前に、スタッフと共に太宰府天満宮に訪れたという2人は、晴天に恵まれ、おみくじも引いたという。
2人は最後に観客と一緒に記念撮影を行った。「撮影していたのが1年前なので、こうして1年かけてみなさんにお届けできて、すてきな時間と作品に出会えたなと心からうれしく思う。これからもいろいろな方に届いてほしい」と広瀬さん。
櫻井さんは観客に向かって同映画を見た回数を尋ね、5回、6回見たと手が挙がることに驚きながら、「もうラプラスはみんなのもの。心に残る映画の一つとなったらうれしい」と呼び掛け、歓声の中会場を後にした。
同映画はT・ジョイ博多、TOHOシネマズ 天神・ソラリア館などで公開している。