博多リバレイン(福岡市博多区下川端町)で10月24日から、人権の意識を広く市民に知ってもらうイベント「ハートフルフェスタ福岡」が開催され、演歌歌手のジェロさんらを迎えたステージや屋外マーケットが行われる。
同イベントは人権意識の高揚を図り、人権を尊重する意識を高めようと1998年にスタートし、今年で11回目を迎える。昨年は地元で活躍する歌手、増井心さんが公募された歌詞をイメージソングにするなど、多くの来場者が集まった。
今年もメーンステージに増井さんが登場するほか、ジェロさんを迎えてのトーク&ライブや、今年5月に青森で行われた全国大会で日本一となった九州女子高校(中央区)津軽三味線部の演奏、障害者と一緒に演劇を行う「劇団きらきら」のステージなどが行われる。
1階フェスタスクエアでは、各人権団体らによるフリーマーケットや福祉作業所の商品を販売するほか、大きさが7~8メートルで中にも入れる遊具「アンパンマンのふあふあ人形」が登場する。5階アトリウムガーデンでは30以上の団体によるパネル展示、8階あじびホールでの映画の上映などの催しも行われる。
同実行委員会事務局の浅田慎一さんは「人権というと堅苦しいイメージがあるかもあしれないが、気軽に楽しめるイベントやステージがたくさんあるので、気軽に楽しんでもらって、少しだけ人権についても考えてもらえれば」と話す。
イベントは24日・25日が登録団体の講演や講座、ビデオ上映会、26日にメーンステージ・フェスタスクエア「ふれあいマーケット」、アトリウムガーデンパネル展など。開催時間は24日・25日=10時~21時、26日=10時~17時30分。入場無料。