キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1)で上演されていた劇団四季ミュージカル「美女と野獣」が8月28日、千秋楽を迎えた。
魔法で醜い野獣に変えられた王子と、美しい娘・ベルのラブストーリーを描く同作。10年ぶり3度目の公演となった福岡では、今年3月13日の開幕から計158回を上演し、約15万人を動員した。
この日特別に行われたカーテンコールでは、コッグスワース役の青羽剛さんが4月に発生した熊本地震に触れ、バベット役の荒木美保さんが「被害に見舞われた方々のお気持ちを少しでも癒やすことができればと舞台を務めてきた」とあいさつ。13回のカーテンコールがあり、大きな歓声と拍手の中、約5カ月半の公演に幕を下ろした。
劇団四季は来年6月から3年、同劇場を専用劇場として使用することを発表しており、ミュージカル「リトルマーメイド」の公演が控えている。