グランド・ハイアット・福岡(福岡市博多区住吉1)で8月28日、女優の奥菜恵さんがハリウッドデビューを果たした映画「シャッター」の合同会見が行われ、奥菜さんが映画についての見どころなどを語った。
タイ映画で同国内大ヒットとなった「心霊写真」をベースに、「世にも奇妙な物語」で演出を務め、「パラサイト・イヴ」「感染」など日本のホラー第一人者の落合正幸さんが監督、「リング」「呪怨」などを手がけた一瀬隆重さんがプロデュースした。主演はジュシュア・ジャクソンさん、レイチェル・テイラーさん(「トランスフォーマー」)で、物語のキーパーソンとなる謎の女性を奥菜恵さんが、鬼気迫る演技を見せている。ほかに宮崎美子さん、山本圭さんといった日本人の実力派も出演している。
会見で役作りについて、奥菜さんは「せりふが少ないお芝居の中で、短い時間で感情を表すのはとてもやりがいがあった。もともとせりふがあった場面も、現場で監督と相談して、せりふ無しで説得力が出るようにした」と振り返った。
見どころについては、「怖い映画としても楽しめるし、それだけでなく恋愛の要素、悲しさ、切なさなどのいろいろな要素がある映画になった」と話したうえで、撮影を通して「お芝居って本当に奥が深いと思った。また、いろいろな感情をもっと深く知りたいという欲求に気付いた。そういう気持ちを自分の中で失わずに(これからも)やっていきたい」と意欲を見せた。
同作は9月6日から、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13(住吉1)ほか全国の劇場で公開。