福岡県は1月15日、筑豊・嘉飯地域のパティシエらと連携して手掛けたスイーツブランド「KURO SELECTION(クロセレクション)」の商品を博多阪急(福岡市博多区博多駅中央街)地下1階で期間限定販売を始めた。
「嘉飯地域は江戸時代に長崎街道(通称シュガーロード)の宿場町として栄え、古くから菓子文化が花開いた地域」と担当者。石炭産業が盛んだった時代には疲れを癒やすために甘い物が好まれ、菓子店が繁盛したという。そうした土地柄を生かした地域の活性化を目指そうと、同地域の人気洋和菓子店と協力して2010年から開発に取り組み、2011年に誕生した。
商品は、石炭の「KURO~黒~」をテーマに発案。炭鉱をイメージしたエクレア「炭都エクレア」(さかえ屋本店・263円)、竹炭のクリームを使った「たどん」(お菓子の専門店セゾン・179円)、ジャージー牛乳の練乳で仕上げたバターケーキ「KUROガトー『練』」(パティスリーsonoki・368円)などをそろえる。
担当者は「味やデザイン、素材にこだわった大人のスイーツ。多くの方に、嘉飯地域の魅力を知っていただければ」と期待を寄せる。
営業時間は10時~21時。今月21日まで。