山笠で「博多織」の袈裟を住職が着用-承天禅寺で贈呈式

(写真左から)博多織デベロップメントカレッジの庄嶋理事長、博多織工業組合の寺嶋理事長、神保至雲住職、筑前織物の丸本社長。

(写真左から)博多織デベロップメントカレッジの庄嶋理事長、博多織工業組合の寺嶋理事長、神保至雲住職、筑前織物の丸本社長。

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 博多織工業組合(福岡市博多区博多駅南1)は7月8日、承天禅寺(博多駅前1)で博多織の袈裟の贈呈式を行った。昨年1月に続き2回目の贈呈で、今回は紗(網目の地)に献上柄と同寺の紋である九条藤をあしらった夏物の博多織袈裟が、同組合の寺嶋貞夫理事長によって贈られた。

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 承天禅寺は1242年に設立された。博多の商人、満田弥三右衛門(みつだやぞうえもん)が同寺を開山した聖一国師に教えを請い、仏具の一種である独鈷や仏の供養のために花を入れる華皿の図案化で献上柄を生み出したことから、博多織の発祥の地とされる。同寺では毎年秋に博多織求評会(新作発表会)が行われており、昨年は約1,200人が訪れた。

 神保至雲住職は「承天寺の歴史は博多織の歴史でもあり、山笠の歴史でもある。何百年も伝えていきたい」と話す。半年をかけて企画・製作した同工業組合、筑前織物の丸本繁規社長も「760年余りの歴史と、住職に大変感謝している。博多織の歴史を代々伝えていきたい」と話した。贈呈式後には、住職から関係者にお茶が振る舞われ「浴衣や博多織を、若い人が着る機会が増えるようになってくれれば」(住職)とも。

 また同寺は、1241年に博多に疫病が流行した際に、施餓鬼棚(せがきだな)と呼ばれる棚に国司を乗せ、棒で担いで祈祷して歩いたということから、「博多祇園山笠」発祥の地といわれる。同寺の清道の前に設置される施餓鬼棚で、住職が袈裟を着用し、12日夕方の追い山ならし・15日早朝の追い山で、舁(か)き手の男衆と「山」を迎える。

寄贈された博多織の袈裟と、山笠発祥とされる施餓鬼台(関連画像)博多織の専門学校、新設の専攻科を地元にお披露目会(博多経済新聞)天神で博多織ウエディングドレスを展示-草木染め体験も(天神経済新聞)博多織Official Web(博多織工業組合)筑前織物

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