日本全国で開催される人気イベントとなった「世界のCMフェスティバル」が7月4日、福岡サンパレス(福岡市博多区築港本町)で行われる。今年もオールナイト上映は福岡からのスタートとなり、世界50カ国の傑作CM500本が上映される。
今年で10周年を迎える同フェスは、1999年に博多・中洲で始まり、2001年の東京上映を皮切りに全国で行われるようになった。福岡では2000年に博多リバレイン・アトリウムガーデンに場所を移し、2005年からは現在の福岡サンパレスでの上演となった。昨年は全国で21カ所を回ったが、福岡では毎年オールナイトで行われ、例年約3,000人が足を運ぶ。
今年は6月1日に広島からスタート。同8日には山口でも行われ、本拠地福岡では今年初のオールナイト上映を行う。世界の最新CMはもちろん、過去10年間の中からのベストセレクションや、五輪にちなみスポーツ特集や中国のCM、チベット独立キャンペーンのCMも上映。
例年のお祭りのような各種パフォーマンスも健在で、ロックバンドや大道芸人なども参加するほか、福岡ではイスラ・デ・サルサのPR隊も登場する。ロビーには軽食の販売店がずらりと並び、ラストには毎年人気の抽選会も行われる。
自身で作品選びから字幕翻訳まで全てを手がける、プロデューサーのジャンクリスチャン・ブーヴィエさんは「10年前はこんなに大きな規模のものができるなんて想像もできなかった。これからも手作りの雰囲気を大事にしていきたい」と笑顔を見せる。「リピーターの方はもちろん、初めての方もオールナイトを安心して楽しんでほしい。休憩やパフォーマンスなど盛りだくさんで、あっという間に朝。同じCMを見てもいろいろな見方があるので、それを楽しんでほしい」とも。
21時開場、22時開演。第1部~4部までが各70分、第5部が50分。それぞれ休憩やパフォーマンスを挟みながら、翌5時30分に終映予定。料金は、1階S指定(前売り)=4,300円、同A指定・2・3階自由席=3,500円。当日(A指定・自由)=4,000円。
山口で「世界のCMフェスティバル」-スポーツCM特集も(山口経済新聞)車CMのみを上映する「世界のクルマCMフェスティバル」(天神経済新聞)福岡サンパレス世界のCMフェスティバル(公式サイト)