天気予報

26

17

みん経トピックス

PR

特集

エリア特集2010-11-30

福岡シティ劇場が新装
エンターテインメントシアター「キャナルシティ劇場」へ

1996年、キャナルシティ博多(福岡市博多区住吉1)開業時に全国初の劇団四季常設専用劇場として誕生した「福岡シティ劇場」。「オペラ座の怪人」「キャッツ」「美女と野獣」などミュージカルの名作の数々を上演、上演回数約3,800回、約330万人を動員した。「オペラ座の怪人」(1996年5月~1997年1月)が入場率97.5%と好調なスタートを切り、「ライオンキング」(2001年4月~2003年3月)が94.2%を記録したものの、同作以降入場率が90%を超える作品がなく、入場率が低迷。復活を願う声もむなしく、今年4月に劇団四季は専用劇場の存続を断念した。福岡地所(住吉1)が貸し劇場として多彩な公演に対応できる設備に改修し、11月30日、「キャナルシティ劇場」として新装開業する。

■福岡屈指のエンターテインメントシアターへ

劇団四季専用劇場から貸し劇場へ――万能に対応できる新劇場が誕生する。貸し劇場としての運営に向け、福岡地所はミュージカル、演劇、音楽、ダンス、古典など多彩なジャンルの公演ができるよう照明やスピーカーの新調・拡充を図り、舞台設備やロビーを改修。「福岡屈指のエンターテインメントシアター」として新たなスタートを切る。


オープニング作品である、りんごの無農薬栽培に賭けた男とその家族を描くベストセラー「奇跡のりんご」を舞台化した「りんご~木村秋則物語~」を筆頭に、中井貴一さん、市原隼人さん出演の「カーディガン」、ウィリアム・シェイクスピア原作の「アントニーとクレオパトラ」(写真右下)、井上芳雄さん、中越典子さん出演の「LOVE LETTERS 2010」など有名俳優らが出演する作品が続く。子ども向けのミュージカル「ハートキャッチ・プリキュア」や来年2月には福岡の建物や乗り物を擬人化したキャラクターで地元に根付いた「かぶりもの」劇団「ギンギラ太陽’s」(写真左上)の公演も決まり、2月末までに計10作品のバラエティーに富んだ個性豊かな作品が並ぶ。


■福岡の演劇シーンの活性化へ

「福岡は1,000席を超える収容力のある劇場やホールが少なく、各種興行が東京・大阪・名古屋止まりだった」と同劇場開業準備室の岩永一室長。「福岡は有能な演劇マーケット。東京の制作会社からの問い合わせも多く、九州への乗り込みの期待感は高い」という。「幅広いジャンルに対応できる劇場にすることで各種公演が増え、福岡の演劇シーンが育つ」と期待を寄せる。


福岡では2007年より、市内各所で「福岡演劇フェスティバル」が開催されており、今では毎年恒例のイベントとして認知度も向上、地元劇団の活動も活発になっている。「今後は地元劇団の声も聞きながら、東京から流れてくる公演の増加と同時に福岡の演劇シーンも一緒に成長するよう盛り上がるきっかけ作りができれば」と岩永さん。地元に根付いた劇場として「今までは見たことしかなかった劇場を体験してもらおう」と2月までの公演の合間の空き日程を地元劇団やダンス教室、専門学校などを対象に特別価格で解放するオープニングキャンペーンも企画した。


■福岡から国内外へ発信

来年4月には、福岡初上演のミュージカル「ウィキッド」を引っさげ、劇団四季の福岡公演も復活する。「福岡出身の演出家や俳優のみを集めた作品など、『福岡発』を意識した作品作りも考えたい。福岡から東京、大阪、アジアに発信し、都心部に負けない舞台作りを目指す」。


また、将来的には字幕対応も視野にいれており、「JUMP」「NANTA」など個性豊かな作品が多い韓国や中国など、アジア作品の誘致も検討中だという。


来年3月には待望の新博多駅ビルが開業し、九州新幹線が全線開通する。「まずは見る機会を増やすことから。福岡を意識したエンターテインメントシアターをアピールしたい」と意気込みを見せる。





取材・文/編集部 秋吉真由美



グローバルフォトニュース

最新ニュース

フォトフラッシュ

商業施設「KITTE博多」が4月21日、開業1周年を迎えた(この写真の記事へ)。1周年感謝祭の宣伝隊長に就任したタレントの彦摩呂さんが館内飲食店でグルメレポートを披露
[拡大写真]

アクセスランキング