「博多町家」ふるさと館（福岡市博多区冷泉町、TEL 092-281-7761）の展示棟が4月22日、リニューアルオープンした。

　1995年に開館した同館の改装は開館以来初。1階は「見る展示」、2階は「触れる展示」に分け、1階には博多の歴史を紹介するパネル、以前期間限定で展示し好評だったという山笠や松囃子（まつばやし）のミニチュアなどを新たに展示。2階には博多に関する書籍を集めた博多町家ライブラリーを設けたほか、奥にあった実演コーナーを入口近くに移動させるなど「見やすく、分かりやすく整理した」（同館事務局長の山崎勇樹さん）という。併せて、主な解説には日・英・韓・中の4カ国語表記を徹底した。

　1階の山笠映像ルームでは今後講演会やセミナーなども月1回開催予定。「ここに来れば博多のことが分かるという施設になれば」と山崎さん。今年度は約10万人の動員を目標に据える。

　開館時間は10時～18時（休館日は12月29日～31日）。入館料は、一般＝200円、中学生以下、65歳以上無料。