住吉神社能楽殿でジャズコンサート-「博多21の会」が主催

能楽殿の幻想的な老松の鏡板を背に演奏する、北村英治さん(左)と中本マリさん

能楽殿の幻想的な老松の鏡板を背に演奏する、北村英治さん(左)と中本マリさん

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 住吉神社(福岡市博多区住吉3)能楽殿で5月21日、「HAKATA21 JAZZ LIVE AT SUMIYOSHI JINJA NOGAKUDEN」と題し、「美しい博多」をテーマにしたジャズコンサートが行われた。主催は、福岡県内の企業や文化人の有志ら約180人で組織する提言団体「博多21の会」(福岡市中央区天神4)。

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 同神社は全国に2,129社ある住吉三神を祀る神社の中で最も古い神社であるとされ、黒田長政が1623年に再建した本殿は、国の重要文化財に指定されている。また、ライブが行われた能楽殿は皇居の宮中能楽場をモデルに1938年に建築され、福岡市の有形文化財に指定されている。

 冒頭、同会の河邉哲司会長は「さまざまなイベントや活動を通して、福岡・博多の文化を発信していきたい」とあいさつ。

 コンサートには世界的ジャズクラリネット奏者の北村英治さん、ジャズボーカリスト・中本マリさんが出演した。バラエティーに富んだ選曲で、計16曲を披露。アンコールでは「A列車で行こう」などの名曲が演奏されると、会場全体が手拍子になるなど、集まった約250人は「能楽殿のジャズ」に酔いしれた。

 同会事務局長の植木達二郎さんは「今後も福岡・博多を良くしていくための活動や提言をしていきたい」と話している。

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