博多駅に「宇宙メダカ」-旅行代理店に設置、子どもたちの人気に

カウンターに設置された「宇宙メダカ」の水槽。2階建ての水槽を上下に動く姿がとても愛らしい。

カウンターに設置された「宇宙メダカ」の水槽。2階建ての水槽を上下に動く姿がとても愛らしい。

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 JR博多駅構内にある日本旅行TiS博多支店(TEL 092-472-8441)内に展示されている「宇宙メダカ」が、利用客らを楽しませている。

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 宇宙メダカは、1994年7月に向井千秋さんとスペースシャトルで「宇宙旅行」し、無重力状態で脊椎動物では初めての生殖実験で誕生したか、帰還後に誕生したメダカ。帰還後も無重力や宇宙線の影響でも産卵に影響がないことが確認された。子孫たちは全国の希望者に配布され、宇宙メダカ研究会がその子孫を増やしている。

 支店長の豊村礼子さんが、同会九州支部を務める別府大分合同タクシーの帯刀和男社長から「今の厳しい時代だからこそ、楽しんでもらいたい」と、特注の水槽「宇宙ステーション」と一緒に譲り受けたもの。現在はおよそ25世ほどに当たるという。カウンターに設置したところ来店者の人気を集め、既に展示期間を2度延長している。

 現在メダカは8匹。「譲り受けた時は小さかったメダカもいたが、すぐに大きくなり生命力を感じる。スタッフも癒やされているし、特に訪れた子どもさんが集まって来る」と豊村さん。通常の水槽にかぶせられた2階建ての水槽を、力強い泳ぎで上昇する姿が特徴的で、愛らしい表情を見せている。

 設置されているのは店舗奥の国際旅行カウンター。営業時間中は誰でも観賞できる。豊村さんは「春休みの子どもたちにたくさん見てもらって、夢を与えられれば」と話し、「店でも子どもが産まれて、皆さんにお見せしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、平日=10時30分~19時30分、土曜・日曜・祝日=10時30分~18時30分。設置は今月31日までを予定している。また今年7月には中央区で、研究会の支部が一堂に集まり大会を予定している。

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