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博多旧市街エリアに現代アートギャラリー「ベイスギャラリー」

「BASE GALLERY HAKATA」外観

「BASE GALLERY HAKATA」外観

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 現代アートギャラリー「BASE GALLERY HAKATA(ベイス・ギャラリー・ハカタ)」(福岡市博多区御供所町、TEL 092-600-1193)がオープンして、12月8日で1カ月がたつ。経営はマトリックスジャパン(東京都中央区)。

「BASE GALLERY HAKATA」ギャラリー内の様子

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 「BASE GALLERY」は、同社先代社長の大西利勝さんが1988(昭和63)年に東京・銀座に開いた現代アートギャラリー。2004(平成16)年に東京・日本橋茅場町に移転し現在に至る。年間6~8回の企画展を開くほか、アートディーリングやアート関連の企画・プロデュースを手がける。同ギャラリーは2店舗目。博多に開いた理由について、現社長の大西量明さんは「大分出身ということもあり、九州に2店舗目を構えたいと考えていた。福岡の中でも、歴史ある博多旧市街エリアで開きたいと思い7年がかりでオープンにこぎ着けた」と話す。店舗面積は約20坪。

 同ギャラリーは、同社所有の敷地の中庭奥、5階建てビルの1階にある。以前は町家があり、奥行きのある細長い敷地の真ん中には中庭があったという。町家の造りを生かし、入り口側は日本茶専門店が入ったビル、その奥に中庭、さらに奥に同ギャラリーが入ったビルが並ぶよう設計した。ギャラリー手前の中庭には、イサム・ノグチの作品を樹木に見立てて設置する。

 来年2月11日まで、開廊記念展「清寂のかたち」を開催している。展示作品は20点。清寂さを感じられる静物画や版画、写真作品などをそろえ、展示・販売する。出展作家は、浅野弥衛さん、ジョルジョ・モランディさん、ハリー・キャラハンさん、浮須恵さん、ロバート・メイプルソープさん、ジョン・ジョナス・グルーエンさん、柄澤齊さん、マリオ・ジャコメッリさん、アレキサンダー・ヂュラセヴィックさん、高島野十郎さん、ジャンニ・ベレンゴ・ガルディンさん。観覧無料。

 大西さんは「お茶の発祥といわれる聖福寺の近くにオープンすることができた。洗練された旧市街の静けさの中、街の一部として違和感なく楽しんでもらえるようなギャラリーにしたい。近くの寺などを散策がてら、気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。

 営業時間は12時~18時。水曜定休。

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