ハングルで九州をPR-地元広告会社が情報サイト「99s」開設

12月に行われたソウルでのプレイベントの様子。韓国語が堪能な日本人社員が和服姿で商品を紹介。ブロガーは早速ブログに書き込んだという。

12月に行われたソウルでのプレイベントの様子。韓国語が堪能な日本人社員が和服姿で商品を紹介。ブロガーは早速ブログに書き込んだという。

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 コンテンツ製作やメディア広告などを取り扱うホスピタブル(福岡市博多区博多駅東2)は1月15日、九州を中心とした日本のトレンド情報を韓国人向けにハングルで掲載する情報サイト「99s(キューキューズ)」を開設した。

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 同社の松清一平社長は地元テレビ局に入社後、日韓合同開催となった2002年のサッカーワールドカップの取材を機会に韓国について造詣を深め、2005年に九州大学大学院に入学、2007年8月に同社を設立した。広告のコンサルティングやイベント立案を行い、今回のサイト開設に向けて準備を進めてきたという。昨年9月には博多港国際ターミナルで韓国人600人にアンケートを行い、市場やメディアの現状を幅広く調査。今回の開設に至った。

 サイト開設にあたり、昨年12月中旬にソウル市で和食屋や日本語に関心が高い現地の有名ブロガー15人を集め、辛子明太子メーカー島本食品(粕屋郡新宮町)と美少年酒造(熊本県)の商品を提供、韓国人に味わってもらう参加型のプレイベントを実施。韓国人のネット利用率の高さや、20代の7割以上がブログを開設していることなどから、サイト内のブログを利用した口コミ効果に期待する。サイトには女性向けの特集や動画コンテンツなどの特集を掲載し、毎週1本ずつ更新する予定。

 また韓国人のライフスタイルを調査した上で、同サイト上で九州や日本の情報を発信し、相互訪問や商品購買、韓国でのマーケティングリサーチや日韓交流のイベントなどの広告やイベント・PRも請け負う。

 松清社長は「日本の常識が海外で意味がないのと同じで、ブログにしてもそうだが、日本人が決めつけている文化や国の概念は当てはまらないことばかり。独自のノウハウを生かして、例えば九州の食材マーケットの拡大ツールとなるようなサイトにしていきたい」と意欲を見せる。

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