期間限定施設「冷泉荘」(福岡市博多区上川端町)3階のアートスペース「アートアパート88」で1月10日から、九州出身の3人による創作展「ザ・スシツネーゼ ショー」が始まる。
展示を行うのは、絵描きの田中千智さん、布作家の谷口雅さん、帽子作家の小柳佐和さん。3人はそれぞれ、多摩美術大学の油絵、テキスタイル、グラフィックデザインと異なる学科に在籍し、アルバイトのすし店で知り合ったことが同展名の由来となっている。3人はよく似た顔立ちで、すし店の板前もよく間違えていたという。
3人は約3年前、偶然にも故郷九州に同時期に帰ってきており、同施設ではそれぞれが作品展などを数回行っていた。今回、以前から一緒に作品展を開きたいとの念願がかなった形で、田中さんは10センチ×10センチほどのキャンパスに描いた絵を、谷口さんは以前出展して人気を呼んだ猫のストラップを、小柳さんは鮮やかな色や和柄を使った帽子を、それぞれ展示する。
期間中、毎日「夜な夜なパーティー」を開催し、来場者にマス目を書いてもらうという手作りのすごろくを行うなどの企画を予定している。
小柳さんは「作品を見てもらったり、すごろくを作ってもらったり、パーティーで飲み食いしてもらって、皆で同じ空間を楽しめれば」と話す。
開催時間は13時~19時。入場無料。パーティーは19時~22時。参加費は500円か、1品持ち寄り。12日まで。