インテリア事業などを手がけるフィールインターナショナル(福岡市博多区博多駅前4)は11月11日、博多駅前に屋号のない博多豚骨ラーメン店をオープンした。
同社の坂田一幸社長は、博多駅筑紫口近くに店舗を構える和風居酒屋「GOTOKU(ごとく)」(博多駅中央街)を運営するイートレスト(中央区)の山田孝社長と同級生で、以前勤めていた飲食会社でも同僚だったという。「ラーメンという庶民の食べ物を、ワンコインでカジュアルに食べてもらいたい」(坂田社長)という共通の目標を、両社が共同プロジェクトとして立ち上げた。
「長いスパンでしっかりと腰を据えて、本当においしいものを提供できる店にしていきたい」とのことから、店舗の場所も公表していない。1日に作れる数が決まっているほか、どうしても満足できないスープしかできなかった日は「お客様には本当に顔向けできないが、店を閉めることもあり得る」というほどのこだわりぶり。
ラーメン(500円)は福岡ではまだほとんどないという超火力のバーナーを用い、特注した釜で8~12時間ほど煮込むという。とろ味が特徴のスープに中太のちぢれ麺でしっかりと味を絡ませている(ストレート麺もあり)。
坂田社長は「福岡の食は、職人にはシビアな激戦区だが、だからこそやりがいがある。福岡で勝負して、サラリーマンがリーズナブルな価格で、安心して飲み食いできるスタイルを作っていきたい」と意気込みを見せる。
店舗面積は約13坪で、席数は16席。営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=18時~21時。日曜・祝日定休。今月は26日までで、来年は1月5日から営業。
店舗の目印は黄色いのれん。