博多座（福岡市博多区下川端町2）で来年3月6日より始まる「滝沢歌舞伎2014」に先立ち、滝沢秀明さんが来福、意気込みを語った。

　2006年に東京新橋演舞場で「滝沢演舞城」というタイトルで始まり、2010年に日生劇場に会場を移し「滝沢歌舞伎」と名を変え、滝沢さんが演出も手掛けてきた。今年、東京では4年ぶりに新橋演舞場に戻し、客席の上を舞う演出やダンス、和太鼓演奏などを披露している。九州での公演は初。

　「数々の大先輩が踏んできた博多座という舞台でできることがうれしい」と滝沢さん。「和」をテーマにした舞台構成に「舞台を通じて若い世代の方にも日本の美しさを広めたい」という。

　東京では滝沢さんの提案により、劇場内で「滝こみご飯弁当」なども販売した。「福岡では『水タッキー』とか（笑）、考えて用意したい」と笑顔に。「博多のファンにとってすてきな時間になるよう目いっぱい暴れて、またこの先も（博多座に）また来られるよう頑張りたい」と意気込みを見せる。

　公演は3月6日～30日。料金は、A席（1・2階）＝1万3,000円、B席（3階）＝9,000円。チケットの販売方法は12月17日、博多座ホームページで発表する。