ホテルオークラで小中学生が「ホテルマン」体験-ホスピタリティー学ぶ

最初は緊張していた子どもたちも次第に笑顔になり、少し大きなベルの制服のかわいらしい姿に、ホテル利用客らも微笑んでいた。

最初は緊張していた子どもたちも次第に笑顔になり、少し大きなベルの制服のかわいらしい姿に、ホテル利用客らも微笑んでいた。

  • 0

  •  

 ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町)は8月4日・5日、小・中学生を対象にしたホテルマンの体験学習イベントを行った。

[広告]

 同ホテルは、昨年旅行会社が行った顧客満足度調査で、九州地区1位の評価を獲得していることから、ホテルのホスピタリティーを子どもたちに体験してほしいと今回のイベントが企画された。以前から専門学生や大学生を対象にインターンシップなどのかたちでは実施していたが、子どもたちの体験イベントは今回が初めて。

 4日は、小学5・6年生と保護者の4組が参加。説明を受けた後ベルの制服に着替えた「ジュニアホテルマン」は、ベッドメーキングに挑戦。1階フロントではそれぞれの保護者をロビーからフロントに誘導し、ホテルの従業員らとともに部屋まで案内した。

 ほかにも、オフィスやレストラン、ロイヤルスイートなどの施設を見学。メーンのキッチンで料理を作ったほか、実際の試食ではテーブルマナーも学習した。2日目には、レストランのパティシエらとともにロールケーキ作りに挑戦。最後にロビーで、同ホテルの徳安弘明社長が「一番大切なことは、相手の立場になって相手を思う心。学校のお友達やご両親にも親切にして下さい」と話し、子どもたちに修了証が授与された。

 参加した大野城市在住の井上直紀くんは「料理が難しかったけど、すごく広い部屋を見られたのがうれしかった」と話し、前半こそ不安な顔つきで見守っていた母親も「少したくましくなってくれた」と2日間にわたる体験を褒めた。

 徳安社長は「思い出としてだけでなく、体験を通して若い世代にも笑顔の大切さをわかってもらえたら。スタッフもわかりやすく伝えようと張り切っており、ホテル側としてもいいものになった」と振り返った。

 8月7日・8日にも同様に子どもたちの体験が行われる。同ホテルは、来年3月で開業10周年を迎えるにあたり客室の改装を進めており、今年10月の完了を目指している。ロビーには現在、今年の博多祇園山笠の一番流である「大黒流」の舁(か)き山が展示されている。

ホテルオークラにワインバー、今夏ワインアカデミー開講(博多経済新聞)オークラ「ビアガーデン」オープン迫る-好評で1カ月延長(博多経済新聞)ホテルオークラ福岡に高級エステ「ゲラン パリ」(博多経済新聞)ホテルオークラ、全客室の改修工事-随所に博多織(天神経済新聞)ホテルオークラ福岡

  • はてなブックマークに追加

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース